こんにちは。
綾瀬駅徒歩4分の
なかもとピアノ教室です。

昨日は、念願の!!
『チェンバロ講座&公開レッスン』を開催しました。

【場所】目白ギタルラ社
【先生】チェンバリスト 流尾真衣先生
【参加者】教室の生徒さん3名と保護者
【内容】
チェンバロに関する全体レクチャー 40分
1人40分の公開レッスン
【参加費】
生徒さんお1人¥7,000

 

当日は、
★流尾先生の大変興味深い楽器の歴史に関するレクチャー
★チェンバロ模型での説明あり(男子が食いつく!!)
模型は、先生がチェンバロ工房の久保田様より
お借りして運んでくださったものです
★一人40分の濃~いレッスン
大変分かり易く、丁寧に根気強く教えて下さいました
★全員参加の触って弾いてみようコーナー

そして何といっても、
最後にみんながレッスンで弾いた曲を
流尾先生が演奏して下さった時の『!!!』という驚き
(これが同じ曲??)

とても良い時間を過ごさせていただきました。

実は、この講座を開くまでには、着想から実に
2年の歳月がかかっています。

きっかけは、2年程前、
「バロックの曲に手が届くようになった生徒さんに
当時の楽器を触らせてあげたい」
「私もバッハの曲をチェンバロで弾いてみたいなぁ」、
と思い付いたところからです。

チェンバロが弾ける都内のスタジオを借りて、
生徒さんと弾き合いっこをしてみよう、と
今思えば、安易な、気軽な気持ちで
スタジオ探しをしたのですが、、、

どのスタジオも「チェンバロを正式に習っていない方には
音大卒であっても触っていただく事は出来ません」
「チェンバロの調律が出来る方同行の場合のみ利用可能」
と注意書きがあるではありませんか。。。

後で知ったのですが、
現代のピアノより更に、大変デリケートな楽器ということでして、
弾き方が正しくないと、楽器が傷んでしまうそうなのです。

なんと!「今の私ではスタジオを借りる事も出来ないのか、、」
「ましてや、生徒さんと一緒に気軽に弾き合い会など、到底無理。。。」
と思い、まずは1から、
自分自身がチェンバロを習いに行く事になったのです。
チェンバロ教室探し→体験レッスン→入門からのスタートです。

流尾先生にチェンバロを月に2回習う中で知る、
恥ずかしながら知らなかった事の数々。。。
バロック独特のアーティキュレーションの入れ方や
現代ピアノとは全く考え方の異なる指使いなど
毎回レッスンでボロボロと目から鱗が落ちるかの様でした。

ですが、自分の知らない音の美学に触れる事は、
何歳になっても楽しくて楽しくて、、
自分自身がチェンバロにはまって行くのと同時に、
最初の着想(生徒さんとの弾き合い会)を
形にしたいという想いは
どんどん膨らんで行ったのでした。

そしてついに、生徒さん達が
バロックの曲に手が届くようになって来た今年、
何名かの生徒さんにお声がけして、
流尾先生にも快諾いただきまして、
ようやく公開レッスン講座を形にする事ができました。

公開レッスン講座の企画は初めてでしたので、
小学2年生になりたての生徒さん2名が、
いったい何時間お友達のレッスンを
じっと座って聞いていられるのか不安もありました。

因みに今回は、
小5のお姉さんはさすが、3時間フル集中OK!
小2の2名は2時間半が限界で、途中で
10分ほど抜けて近所のお散歩に出かけました。
(お母様ご協力ありがとうございました)

生徒さん皆に体験していただきたいですが、
レッスン時間の組み方や生徒さんの年齢への考慮など、
企画者として、今後への課題も見えました。

とても良い時間でした。
今回お声がけ出来なかった生徒さんも、
バロック曲が何か弾けるようになったら
お声がけしたいと思います。
是非ご参加下さいね!

1年に1度開催して、
皆がもっと大きくなったら、
『生徒さん達のバロックコンサート』
(という名のバロック発表会)を、
素敵なホールでしたいなーというのが夢です!
ヘンデルやバッハのヴァイオリン&チェンバロ曲とか。
オルガンでの連弾とか。わくわく。。。
夢は大きく、歩みは着実に。

数年後の開催を目標に、
大事に企画を温めて行こうと思います。

流尾先生、
模型をお貸しくださった久保田様、
ご協力下さったお母様方、
頑張って弾いてくれた生徒さん
皆様に感謝申し上げます♡